ひめ壱自粛日誌〜指導って大変〜@牛居朋広
ご無沙汰しております。
牛居朋広です。
ここ2回立て続けに殺陣のあるお芝居に音響として参加してまして、連日色んな殺陣が見られてワクワクします。
そんな中ふと思い出したので、今回は10年くらい前に遭遇した殺陣のあるお芝居の稽古場での「指導って大変」っていうお話です。
殺陣を作っていく作業の為に稽古場に臨時でお呼ばれした時の事。
中盤白熱していく中、とあるシーンでメインの俳優さんが「パンチ」のオーダーに対して右手と右足を同時に出しました。
スムーズだったので何か心得があったのかな?と思うんですが、その時の殺陣師の先生が「手と足を同時に出す事なんてないよ!見た事ある!?そんなの?ちゃんと左足を踏み込んでから殴るようにしてください」という指導をされておりました。
多分先生は後半の「左足を踏み込んでから右手を出して欲しい」が伝えたい事だったと思うんです。
絵的にその方がシーンに合っているから。
でも「手と足を同時に出す事なんてない」という一言で、周りの人達が「え?いや?あるけど?」みたいな空気になってしまっていました。
難しいですよね。
殺陣のベースになっている格闘技って多種多様で、中には「嘘でしょ?」みたいな事をする流派流儀もあるじゃないですか。
だから殺陣の指導で否定から入って、それが相手の流派流儀を貶す事になれば不快感不信感を与えてしまうかもしれない。
そうなると動きが悪くなってしまいます。
なので、指導をする時は前向きな言葉を心掛けていきたいと思いました。
出来ているかどうかは別として。
心掛け。
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