殺陣的音響話ー続・魔法って難しいー@牛居朋広
ご無沙汰しております。
宣言明けだぞー、稽古だー!
いや、まん防だぞー、おやすみだー!と目まぐるしい昨今、如何お過ごしでしょうか?
牛居朋広です。
※この記事は4/21に書いてましたが、4/23現在、宣言もまた来ますね。目まぐるしい。
今回は以前にお話しした、殺陣的音響話の主観による「魔法って難しい」の続きになります。
怒られないと良いなぁ、その弍。
物理法則の次は「タイミング」です。
魔法などを使う演劇で、ビームとか火の玉を出す事ってあるんですよ。
「くらえ!」とか「きえろ!」とか「だまれ!」とか、時には「邪魔をするな!」とか言いながら。
その時、大抵はセリフではなくアクション(腕を振ったり、杖を突き出したり)に合わせて効果音がなります。
例えば。
「邪魔をするな!」
↑セリフのここで腕を振ると、「じゃ」以降の 「まをするな!」の部分と効果音がバッティングします。
そうなると、音がぐちゃっとしてどちらも効果的ではなく、残念な感じになってしまってイマイチ美しくありません。
なので、「邪魔をするな!」の言い終わりにアクションを挟んだ方がスッキリと観やすく(聞きやすく)なります。
多分演劇以外を見ても、ワンショットの効果音とセリフが重なっている事って少ないと思います。
あっても効果音が小さいケースが多いのでは無いでしょうか?
長台詞中に炎をいっぱい出す時とかでも、効果音がかぶると美味しく無いから、うまくセリフとセリフの間に処理される方もいらっしゃって、美しいなぁ、なんて思います。
もちろん演出上それが必要な場合にはドンドン被せていくと良いと思いますが、とりあえずは被らない方向で進めるとサンプラーさんが泣いて喜びますよ!
ただ、これの問題は稽古場などで効果音を出さない稽古の時になんかカッコ悪い事。
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